安渓鉄観音 来年1月から新登場


2014年もあっという間に師走です。数週間前に2014年の抱負を語ったような気がしますが、もう1年経とうとしています。早いですね。そして異常気象なのか四国あたりで大雪になっていますね。年明けに東京も同じようなことにならなければよいのですが。。。

さて、今回は「岩茶」「西湖龍井茶」に続く中国茶シリーズ第3弾の「安渓鉄観音」のご紹介です。この「安渓鉄観音」は青茶(烏龍茶)に属しますが、茶葉が緑色に近く芳醇でさわやかな香りがあるので、日本で飲むいわゆる烏龍茶と思って召し上がると、良い意味で裏切られると思います。私もそうでした。来年1月から新登場です。

安渓鉄観音

安渓鉄観音

安渓鉄観音をご紹介したところで、ついでに中国のお茶館について書いてみたいと思います。

中国のほとんどの都市には(おそらく)お茶館があるのだと思いますが、私が赴任していた杭州は龍井茶の名産地であるため、街のいたるところにお茶館があります。特に多いのが西湖の周りで、木造の昔ながらの茶館やホテルの一角を利用したもの、ビルの上層階で営業するものなど、とにかくたくさんあります。

やはり一番風情があるのが、湖畔にたたずむ昔ながらの茶館で、広い庭にテーブルを並べて湖を眺めながらお茶を楽しむスタイルだと思います。そういった茶館は、春や秋の穏やかな季節は休日ともなるとオープンしたとたんに満席になるほどの人気です。

お茶館というのは、人数分のお茶をオーダーするとお湯は無料でいくらでももらえますし、お茶菓子も食べ放題になるシステムなのです。そしてこのお茶菓子の種類の多いこと!点心(甘いお菓子や饅頭など)はもちろんのこと、乾物(ナッツ類、干し肉、干し果実など)、果物、果ては漬物まで、多いところは100種類を軽く超えるのではないでしょうか。加えて安い値段で麻雀牌やトランプを貸してくれる茶館もあります。

なので、中国のおじいちゃんおばあちゃんはお茶館で、日がな一日お茶を飲みながらゲームをしておしゃべりを楽しむのです。ただ、それでは茶館も商売にならないので16時ころ一旦閉館して、18時からは別料金の夜の営業が始まり、お酒も飲めるようになります。お茶館っていうのはそんな感じです。

私も赴任していた時には何度かお茶館へ行きました。初めて行った茶館でオーダーしたのが「鉄観音」でした。お茶のメニューを見ても杭州名物の龍井茶以外はどんなお茶なのかさっぱりわからず、高級な烏龍茶という薄っぺらな知識で、名前だけ知っていた「鉄観音」を注文した、ただそれだけでした。

しかし、出てきた鉄観音は予想していた烏龍茶とは全く違い、緑に近い薄茶色とさわやかな香りに感激しました。これが烏龍茶なのかと。それからというもの、お茶館に行くと必ず「鉄観音」を飲むようになりました。

弊店はこの茶館を目指してお茶メニューを増やしているわけではないのですが、私が本当においしいと思ったものを皆さんにも楽しんでいただき、そしていろいろなお話ができたら楽しいなと思うと、中国茶がふと浮かぶのです。


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